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心やはらかなり

自分がテニスを練習する中で考えたことをまとめていきます。

左利きの考える左利きの勝てる戦法

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左利きの考える左利きの勝てる戦法

 

僕は左利きです。

一般的に左利きの選手は右利きの選手より有利と言われていますが、その優位性を十分に活かしている方が少ないのが現状ではないでしょうか。

左利きの優位性を十分に活かせる戦法を知っている人が少ないからです。

右利きの方で知らない方が多いのは自然なことですし、左利きの方でも知っている方は少ないです。

誰も教えてくれないから広まらないのです。


そこで、左利きである僕の考える、左利きの優位性を十分に活かせる戦法を紹介します。


◆まず、なぜ左利きは右利きに比べて有利と言われるのか

左利きの方が有利と言われるのは、やはり数が少ないからでしょう。

右利きの人とはボールの回転や軌道が違いますし、打ちにくさがあります。


また、多くの人は右利きの相手を想定してプレーを組み立てています。

右利きの人がシングルスでフォアの逆クロスを練習するのも、相手が右利きならばフォア逆クロスのボールが相手のバックに飛んでいくからです。

ダブルスでも、ロブを上げるときに相手のバック側に上げれば、多少浅かったり低くてもスマッシュでやられる危険性は低いです。

しかし、左利きが相手だと、相手の利き手を間違えてしまうことがしばしばあります。

相手のバック側にロブを上げたつもりが実際はフォア側に上げてしまった、ということが起こりやすいです。

このように、左利きであるだけで有利な点はいくつもあります。

では、シングルスの場合とダブルスの場合に分けて、左利きの優位性を活かせる戦法を紹介します。


◆シングルスの場合

簡単にいえばナダルのようにプレーしましょう(簡単なことではないですが…)。


・スライスサーブを習得する

左利きの優位性を最も発揮できるのがサーブです。

スライスサーブは複数種類習得することをおすすめします。

速く鋭く曲がるスライスサーブ、ゆっくり大きく曲がるスライスサーブ、スピンサーブっぽく縦に変化するスライスサーブなど、いろいろあります。

ポイントを取りにいったり、セカンドサーブとして入れにいったりと、目的や用途に合わせて使いわけましょう。


・スライスサーブをコントロールできるようにする


スライスサーブを狙ったところに打てるように練習しましょう。

まず、自分の打ちやすいやり方でスライスサーブを打った場合にどこに安定してボールが飛んでいくかを確認します。

そこから発射角度の左右を調整するようにするのがコツです。

相手のバック側へのコースと、相手のフォア側からボディへボールを曲げて入れるコースはマスターしておきましょう。

確実にリターンが自分のフォア側の浅いところに返ってきます。


・リターンが浅くなったときにそれを打ちこめるようにする


サーブを打った後の展開を練習しましょう。

スライスサーブを打つと、上で書いたように相手のリターンは自分のフォアの浅いところに返ってきてくれるので、チャンスボールです。

それを打ちこんでいきます。


フォア側にきたチャンスボールはストレートに打てるようにしましょう。

ストレートはクロスより打つのが難しいですが、相手も追いつくのが難しいのでエースになりやすいです。


また、もし追いつけても相手の返球はストレート側に返ってきやすいです。

チャンスボールを打ちこんだ流れで前に出て、そのままフォアボレーで決められます。


ただし、自分がフォアでストレートに打つと、相手もフォアだという危険性はあります。

余裕をもって追いつかれると危険です。


そこで、敢えてクロスに打つという手もあります。

ストレートばかり打っていると相手に読まれてしまいますしね。

しかも相手はバックで打たされるので、チャンスボールを期待できます。


ただし、クロスに打ったボールを相手に追いつかれてしまうと、相手にストレートにパッシングショットを打たれてしまいます。

自分はコートの左側寄りにいるので、ストレートパスには追いつけません。

クロスを打つのにもリスクが伴います。


・ベースラインでのラリーでは、フォアで相手のバックにスピンをかけて打つ


スタンスはクローズドやスクエアよりオープンのほうがスピンをかけやすいです。

スピンのかかった跳ねるボールを相手のバックに打てれば、相手のボールが浅くなりやすいです。

ナダルがフェデラーを攻略するときによくやっていたやつですね。


相手も同じ戦法をとることはできますが、相手は普段あまりやらない戦法、こちらは慣れた戦法ということで、そこの差をついて相手に優位に立てます。

バックは十分に練習しておきましょう。


・相手がフォアに回り込んだらフォアの逆クロスと読む


右利きの人はたいてい回り込みフォア逆クロスが最も威力のあるショットです。

このショットでポイントを取るか、返ってきたチャンスボールを仕留めることをプレースタイルの要としています。


左利きならその回り込みフォア逆クロスに対抗できます。

なにせ相手のフォア逆クロスがリーチの長いフォア側にくるので、ある程度余裕をもって返すことができます。


なので、ラリー中にセンターにいったボールに対して相手が回り込んできたら、フォアの逆クロスがくると読みましょう。


もちろん、相手の威力のあるショットに対して、トップスピンやスライスをかけて深く返球する技術は必要です。

そこは何度も打たれていれば自然と身につくので、問題ありません。


・相手のボールが甘くセンターにきたら、回り込みフォア逆クロスをお見舞いする


逆に相手のボールが甘くセンターに入ってきたら、相手の得意な戦法をこちらが使うチャンスです。

フォアに回り込んで、逆クロスを打ちましょう。


右利きの人はフォアで攻めることはできても、しっかり守ることはできないことが多いです。

右利き同士の試合で相手のフォアを狙って攻めることは少ないからです。


なので、速いボールを相手のフォア側に打つと、走らせれば以外と簡単にミスしてくれます。


・フォアのパッシングショットを練習する


もし相手のフォア側にチャンスボールを与えてしまっても、諦めるのはまだ早いです。

相手がフォアでストレートに打ってきたボールを、こちらはフォアで打ち返すことができます。

こちらは普段から右利きの逆クロスを受けて、走らされながら速いボールを打ち返すのは慣れています。

パッシングショットを狙いましょう。


フォアなので、パッシングショットもコースを打ち分けやすいはずです。

素直にボールを押せばストレートにいきますし、ボールの外側から内側に擦るように打てばクロスにいきます。

ぜひパッシングショットも練習しましょう。


他にもいろいろな戦法があるでしょうが、今回は以上です。

ダブルスの方はまた別の機会に書きます。

左利きの方は右利きの方とは若干異なる技術が求められますし、練習することがらも多いですが、技術が身につくにつれ各段に勝率が上がります。

自分じゃちょっと無理かな?と思うような相手にも思いのほか競ることができます。

ぜひ左利きを活かせる戦法を身につけてください。



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プロフィール

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白河N丁目
性別:
男性
自己紹介:
某区の区民大会で活躍することを目指してテニスを練習しています。
左利きです。
シングルスもダブルスもやります。

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